症状をうまく伝えられるか不安な時は

付き添ってもらえる人を探す

どのような病院でも同じですが、必ず1人だけで通院しなければならないわけではありません。家族、友達、職場の同僚や上司など、信頼している人を探しましょう。そしてその中から、一緒に病院に行ってもらえる人を見つけてください。誰かと一緒に通院することが恥ずかしいと感じる人は少なくありませんが、むしろメリットの方が大きいのです。勇気を出して1人で受診しても、症状を伝えられないと時間とお金が水の泡となります。また症状を伝えられたとしても、緊張して内容が支離滅裂になったり、伝えたいことがあふれてしまい話を区切れなくなるケースもあります。誰かの付き添いがあれば、症状について代わりに伝えてもらうことができるのです。

頼れる人がいない場合

もし頼れる人がいない場合でも、まずは受診することが大切です。心も体もしんどくなっている状態なので、受診せずに症状を放置して悪化してしまうことの方が危険なのです。医師は多くの患者さんと接していて、その中には自分と同じように症状を伝えられるか不安になっている人ももちろんいます。診察室に入ってきた段階で、患者さんの体の動きや目を見れば緊張していることも読み取れるのです。そのため、症状を上手に伝えられなくても決して恥じることはありません。しかしいざ受診するとなれば、できる限り詳しく症状を伝えたいですよね。そこで役に立つのがメモです。事前にメモを読み込んで伝えたり、話すのが難しい場合は直接メモを渡しましょう。